[Gear Log #05] REJECT Arcade Controller WIP 格ゲー市場の今と、1対1という文化の魅力

[Gear Log #05] REJECT Arcade Controller WIP 格ゲー市場の今と、1対1という文化の魅力

今回は、長年格ゲーコミュニティの最前線に立ってきたハイタニに今大盛り上がりの格ゲー市場について語ってもらいました。格ゲーの魅力をたっぷりとお届けします。

● 「対戦格闘」という特異な文化とコミュニティ大盛り上がりの格ゲー市場について

――今盛り上がっている格ゲー市場をどう見ていますか?

自分から見ても凄く盛り上がっていると思います、『スト6』。それぐらい面白いゲームだと思ってます。だからこそ、こんなにたくさんの人が熱中してると思います。

この『スト6』の面白さをどれだけ、維持できるかっていうのが一つと、伝えていくことが必要ですよね。この面白さというか、「熱」っていうものを。ゲームなんでどうしても定期的にアップデートが必要で、メーカーさんもすごい大変な状況なんだろうなと感じていています。自分としてもできることがあれば、協力して盛り上げていきたいと思ってます。

 格ゲーの魅力

――格ゲーの良いところ、他のゲームと格ゲーの違いはどこだと考えていますか?

最近はもう『スト6』以外ほとんどやってないんですけど、自分の思う格ゲーの魅力は、キャラクターの部分ですね。まず好きなキャラ使えるんですよ。それがまず自分的には一番大きくて。

好きなキャラを選んだら、その好きなキャラが大画面に出てきて、それをいろんなアクションで緻密に扱えるんですよ。それが、格ゲーの良さの一つだと持ってます。

――チームゲームだと「チームのためにこのキャラ使わないといけない」みたいなことも発生しますもんね。

他のゲームやると、そこでごねちゃうんですよ。「俺このキャラ使いたいんだけど」っていう(笑)それが、あんまり自分に向いてないな、って(笑)

ゲーム自体はすごい面白いんですけど、「このマップはこのキャラが良い」とかあるじゃないですか。それが面白さではあるんですが、格ゲーだったら好きなキャラでどうやってこのキャラに勝つかとか考えて戦えるんですよ。対面的には不利なんだけど、100%自分の責任じゃないですか。不利なりにどうやって勝つか考えるのが楽しい、みたいな要素がすごいあるんですよ。そういう人目気にせずやれるところは、やっぱり自分はすごく好きですね。

1対1じゃなかったら人のためにキャラクターを選ばなきゃいけなかったりするんですよね。格ゲーなら好きなキャラで勝つのが難しかったとしても誰にも迷惑かけないので。まあチーム戦で使ってたら 、少し迷惑になるかもしれないですけど(笑)基本的には一人で遊ぶ分には。自分の好きなこと、やりたいことを突き詰めていくというのがすごい好きです。

格ゲーの今昔

格ゲーは今と昔で大きく変わっていますが、どちらが良かったとかありますか?

対戦の環境で言ったら今が一番良い。「コミュニティの形成」っていう意味では昔のほうが良かった。ゲーセンっていう場がコミュニティを作っていて。それがすごく助かったんですよ。そのおかげでゲームをやれていました。でも、対戦環境は今がとにかくもうズバ抜けて良いです。

――ネット対戦ができるからですか?

ネット対戦が本当に大きいですね。昔から上手い人ってもちろんいたんですけど、上手くなるための条件がものすごく厳しかったんです。まずお金が必要だったので、子どもではまず厳しいんですよ。かつ、ゲーセンっていっぱいあるんですけど、強い人が集まる場所ってすごい限られてるんですよ。どうしても都会になっちゃう。

――「名物ゲーセン」ってよく聞きましたね。

そういうところに通えるかどうかっていうのが、攻略の差になるんですよね。重ねて、ゲームセンターが流行ってる時間っていうのも限られてるんですよ。例えば夜の7時から、夜の11時くらい。コアタイムがあって、それを満たせる人っていうのが、強くなれる人の条件だからめちゃくちゃ狭いんですよ。ゲームしてる人自体は多いんですけど。攻略ができて、プレイできる時間もあってって、色んな条件を絞っていくと、ひと握りの人しか本当に強くなれなかったと思います。

今は、ゲーム機を買える環境さえあれば、ネット対戦でもう全員一緒ですよね。海外と日本とかの差はありますけど。例えば日本だったら、もう全国どこからでも全部の情報を見れるし、誰とでも対戦できる。だから、才能ある人がすごい出てきやすくなったのが、今の時代の良いところだなって思ってます。

What's next? ── 格ゲーとアケコンの魅力

次回のテーマは「デバイス論」。
単にキャラクターを操るための道具ではなく、「表現の手段」としてのこだわりに迫ります。

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